日常は、ふとした瞬間に小さな事件を忍ばせている。
ある午後、いつものようにマンションのロビーに降り立った私は、
そこで「宅配ボックス全滅事件」と名付けたくなるような異変に出会った。
3ヶ月、宅配ボックスが全滅!?振り子の誘惑
宅配ボックスが、まるで沈黙の長編小説のように――
3ヶ月ものあいだ、すべての扉が閉ざされたまま動かない。
最初は「誰かが取り忘れているのかな」と気にも留めなかった。
けれど、日を追うごとに、
「どうして?」「なんで誰も気にしないの?」
そんなイライラが、じわじわ心を侵食し始めた。
気づけば、頭の中で「振り子」が騒ぎ出す。
「これは困るでしょ!」「不公平だよ!」
見えないゲームマスターのように、心の奥で大騒ぎしていた。
“ジタバタ=振り子ゲーム参加中”のサイン
でも、ある朝ふと気がついた。
このイライラ自体が、振り子ゲームに参加しているサインだって。
「許す」とは、我慢でも無視でもない。
自分がそのゲームのステージから降りる――
その選択を思い出すことが、私の現実をしなやかに変える“鍵”だった。
観察+信頼で、必要なアクションだけ
「どうすればいい?」と自問しながら、
私は一歩引いて現状を“観察”することにした。
振り子の誘惑に乗らず、淡々と、でも勇気を出して管理会社にメールしてみる。
心の中で「大丈夫、世界はそんなに敵じゃない」とそっと信頼の種をまいた。
行動したら、まさかのオチ!?
数時間後、「ロックがかかってただけなので全部開けました!」と、
拍子抜けするほど爽快な返信が届いた。
何日も悩み、誰も動かなかった扉が、たった一通のメールで、音もなく開いたのだった。
“世界は敵じゃない”と、じんわり思えた日
私だけじゃない。きっと他の住民たちも、
「なんで使えないんだろう…」と、どこかで小さなモヤモヤを抱えていたのかもしれない。
「自分だけ我慢すればいいか」そんな静かな諦めが、みんなの中で渦巻いていたのかもしれない。
だけど現実は、ときどき思いがけないほど、やさしく、あっさり動き出す。
「誰かがやるだろう」ではなく、「私がやる」でいい。
小さなアクションが、自分だけじゃなく、世界全体にそっと風を起こすこともあるのだ。
イライラは、振り子ゲームへの招待状
ふり返れば、イライラした時こそ、それは振り子からの「ゲームへのお誘い状」。
でも、参加しない選択もできる。
ユーモアで受け流して、必要なアクションだけ起こしてみたら、世界は意外と、あなたの味方になる。
小さな事件にも、現実創造のヒントが隠れている
日々の暮らしのなかで、「笑えるほど些細な事件」にこそ、
現実創造や、振り子ゲームを降りるヒントが詰まっている。
ジタバタしない。振り子ゲームに乗らない。
この二つを、そっと心の隅に置いておく。
小さな事件にも、現実創造のヒントが隠れている
日々の暮らしのなかで、「笑えるほど些細な事件」にこそ、
現実創造や、振り子ゲームを降りるヒントが詰まっている。
ジタバタしない。振り子ゲームに乗らない。
この二つを、そっと心の隅に置いておく。
あなたの小さな一歩が、きっと静かな祝福を運んできますように。
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