あなたが“誰かを愛したい”と思えたら、それはもう奇跡の始まり
朝の静かな光のなか、ふと思う。
「無条件の愛」なんて、壮大すぎて、まるで遠い物語の中のことみたい。
だけど本当は、わたしたちがいちばん心の奥で“体験したい”と願っていること。
愛されること、愛すること――
それはもう、奇跡そのものなんだと思う。
愛されることは、奇跡だと思ってください
本には、こう書かれていた。
「もし誰かがあなたに愛情を抱いたなら、それは奇跡だと思ってください」
なんて優しい視点だろう。
つい私たちは、「どれくらい愛されているか」を測ったり、
「愛される資格があるか」なんて考えてしまうけど、
でも本当は、愛されること自体が“贈り物”なのだ。
求めるほど、愛は遠ざかる
「無条件の愛だけが両思いという奇跡を起こすことができる」
求めるほど、愛はそっと遠ざかっていく。
相思相愛を“願う気持ち”は鏡に映らない。
鏡に映るのは、愛されたいと焦がれる“虚しさ”だけ。
求めた瞬間、愛は取引になってしまう。
「こうしてくれたら、愛す」――その条件が、距離を生んでしまう。
依存が、エネルギーを漏らす
「愛してくれないなら悪い人」
そう思った瞬間、愛は力みを帯びて、
エネルギーが静かに漏れ出していく。
誰かに自分の喜びを預けてしまうと、心はいつも不安定。
愛は、依存からは育たない。
自由で、のびやかで、無条件で――
そこにこそ、魂がほしかった“愛のかたち”がある。
動物は、無条件の愛の体現者
ある日ふと思った。
「無条件の愛」って、動物さんに向ける気持ちにすごく似ている。
うちの猫のおかかは、ただそこにいるだけで愛おしい。
ごはんを食べている姿、窓辺でぼんやり外を眺めている背中。
どんな仕草も、見ているだけで胸がキュンとする。
たぶん私たち、すでに「無条件に愛する」ということを
小さな日常の中で、ちゃんと体験できているんだ。
夢中になること=無条件の愛
そしてもうひとつ。
「何かに夢中になっているとき」――
その時間は、まるごと無条件の愛のエネルギーで包まれている。
結果や評価を手放して、ただ夢中になること。
それが、その人の存在すべてを輝かせ、
知らず知らず、周囲にも愛を分かち合っている。
だからまずは、自分に対して
「こうじゃなきゃ」という条件を少しずつ外してあげよう。
あなたはもう、愛そのものかもしれない
今日のテーマは「無条件の愛」。
じつはあなたはもう、愛そのものの存在かもしれない。
それに気づいた瞬間から、
世界という鏡の反射も、そっとやさしく変わり始める。
YouTubeでも、このテーマについて語っています。
もしよかったら、静かな時間に、
自分をまるごと愛で包むような気持ちで聴いてみてくださいね。