最強の「三種の神器」で整える私の部屋
何かを増やすより、
何かを“選び取る”。
それだけで、部屋が変わる。
そして、自分も変わっていく。
私が部屋を整えたいと思ったとき、
まず手にしたのは、3つのアイテムだけでした。
観葉植物、大きなポスター、そして間接照明。
この“たった3つ”の存在が、
思いがけないほど空間に変化をもたらし、
心までもそっと整えてくれたのです。
1. 観葉植物 ― 呼吸を取り戻す存在
葉が揺れるたびに、
部屋の空気がふわっとやわらかくなる。
グリーンを置くだけで、空間に「命」が宿ったような感覚になるのです。
特に背の高い植物は、視界の中でしっかりと存在感を放ち、
“空間に立体感”と“呼吸のリズム”を与えてくれる。

2. ポスター ― 自分の世界観を映す鏡
たった一枚のポスターがあるだけで、
無機質だった壁が「物語を語る場所」になる。
どんなモチーフを選ぶか、どんな色合いを選ぶか。
その選択が、“今の自分”をそっと教えてくれる。
抽象画でもモノクロでも、
壁に「好き」が宿った瞬間、部屋が自分らしくなる。

3. 間接照明 ― 時間を切り替えるスイッチ
柔らかい光に包まれた夜。
そこにあるのは、リラックスと静けさ。
天井から一面を照らす白い光を手放し、
床やテーブルの低い位置から、オレンジ色の光を取り入れるだけで、
心のスイッチがふっと“オフ”になる。
光を変えることは、気分を変えること。
それは、自分への小さなセラピーでもあります。

そして、+αの美意識で空間は完成する
ここに、もうひとつ大事な視点を添えたい。
それが、「言葉」と「色」の情報量。
ふと気がつくと、部屋には
日本語が書かれたパッケージや
強い色味の生活雑貨が散らばっている。
- ティッシュの箱
- ハンドソープのラベル
- ドレッサーに並ぶ化粧品の文字
- キッチンの調味料のパッケージ
これらは無意識のうちに、
目と脳に“情報のノイズ”を送り続けているんです。
だから、三種の神器が整ったら、
次はこのノイズを減らす工夫をしてみてほしい。
- ラベルを剥がす
- シンプルな容器に詰め替える
- 色味を抑えたトーンでまとめる
- 見せたくないものは布で隠す
それだけで、空間が静かになる。
目に見える“余白”が生まれて、心にも“静けさ”が宿るのです。
最強の「3つ」+ちょっとの気づきで、部屋は生まれ変わる
インテリアは足し算じゃなく、選び取りのセンス。
この3つの要素と、少しの美意識だけで、
部屋は“素敵”に変わるだけじゃない。
「私らしい」って、こういうことかもしれない
そんな風に、じんわり思える空間が出来上がっていく。
がんばらなくてもいい。
完璧じゃなくていい。
植物、アート、光。
そして、少しだけ余計な言葉や色を静かにして。
それだけで、部屋があなたを癒してくれる場所に変わります。

