私たちが日々生活している中で、
無意識に影響を受けているものの一つに「振り子の法則」があります。
これは、ロシアの作家ヴァジム・ゼランドさんによって提唱された理論で、
社会や人間関係におけるエネルギーの流れを説明しています。
振り子の法則を理解することで、
私たちは日常生活においてより自由で、
幸福な選択ができるようになります。
本記事では、この振り子の法則について詳しく解説し、
日常生活での実践方法についても考察していきます。
振り子とは何か?
まず、「振り子」とは何を指すのかを理解することが重要です。
振り子とは、特定のエネルギー情報体のことを指します。
私たちが集団で共通の目的や信念を持ち、
それに基づいて行動する時、その集団に共通のエネルギーが生まれます。
このエネルギーが形作るものが「振り子」となります。
例えば、家族、会社、学校、宗教、政党など、
大小さまざまな集団が振り子として存在します。
自然界にも同様の振り子があり、
動物の群れやバクテリアのコロニーも
同じようなエネルギーの秩序を持っています。
振り子の大きな特徴は、
その振り子に属しているメンバーのエネルギーを吸収することで
存在し続けるという点です。
振り子が強くなるためには、
その振り子に共鳴するメンバーのエネルギーが必要です。
このエネルギーが振り子を存続させ、さらには増大させていきます。
振り子がもたらす影響
振り子が私たちに与える影響は多岐にわたります。
振り子は、私たちが属している集団や社会の一部として、
私たちの行動や思考に影響を与えます。
例えば、会社の振り子に属しているサラリーマンは、
会社のルールや目標に従って行動し、
自分の意思で動いていると思っていても、
実際には振り子の影響を受けているのです。
この影響は、私たちの自由を制限することにもなり得ます。
振り子は、自らの存続を図るために、メンバーのエネルギーを奪おうとします。
そのため、振り子のシステムに違反したり、振り子の周波数と共鳴しなくなると、
システムから追い出されることになります。
振り子はその存在を維持するために、
メンバーが振り子の周波数に共鳴し続けるように働きかけるのです。
振り子の目的
振り子には、ポジティブな影響を与えるものもあれば、
ネガティブな影響を与えるものもあります。
しかし、基本的に振り子は私たちの幸福や平和に対して無関心です。
振り子の目的は、私たちからエネルギーを吸い取ることであり、
その過程で私たちがどう感じるかは二の次です。
たとえば、自然保護団体や動物愛護団体といった振り子は、
良い目的のために活動しているように見えますが、そ
れもまたエネルギーを吸収している点では他の振り子と同様です。
私たちがその活動に従事し、満足感や幸福を感じているのであれば、
それは素晴らしいことですが、
もしもそれが義務感やプレッシャーによるものであれば、
振り子にエネルギーを吸い取られている可能性があります。
振り子が消滅する時
振り子は、エネルギーを失うと止まってしまい、消滅します。
たとえば、顧客が来なくなったお店や、信者がいない宗教、
誰もプレイしなくなったオンラインゲームなどは、
そのエネルギーが減少し、最終的に消滅します。
振り子は、常にエネルギーを奪い続けることで存在を維持しているのです。
このように、振り子は常に私たちのエネルギーを吸収しようとします。
振り子と振り子が争うと、
さらに多くのエネルギーが奪われることになります。
例えば、戦争や革命といった大規模な争いは、
振り子同士のエネルギーの奪い合いによるものです。
政党間の競争、マーケティング競争、経済競争、
イデオロギーの対立なども、振り子のエネルギーの争奪戦の一部です。
振り子との付き合い方
私たちは基本的に、
振り子の影響から逃れることは難しいシステムの中にいます。
振り子に個人で対抗しようとすると、
簡単に排除されてしまうことがあります。
振り子のエネルギーは、
マイナスのエネルギーの方が強く揺れることが多いため、
ポジティブな思考や自由な行動は振り子にとって厄介なものです。
では、どうすれば振り子の影響を
最小限に抑えることができるのでしょうか?
その方法は大きく分けて二つあります。
1. 振り子から身をかわす方法
振り子から身をかわすための最も効果的な方法は、
振り子と戦わないことです。
振り子にエネルギーを与えることで、振り子はさらに強くなります。
したがって、振り子との戦いを拒絶し、
無関心でいることが重要です。
具体的には、気に入らないことに対して無関心で通り過ぎることや、
振り子の存在を認めた上で関与しないようにすることが有効です。
例えば、職場で不満や愚痴を言い合う同僚たちの
会話に巻き込まれそうになった時、
その話題に乗らずにただ微笑んで聞き流すことが一つの方法です。
「そういうこともあるよね」と軽く受け流し、
深入りせずに話題を変えることも振り子から身をかわす行動です。
2. 振り子を手なずける方法
振り子から逃れることができない場合、
振り子を手なずけることも一つの方法です。
振り子が期待する反応とは異なる行動を取ることで、
振り子のエネルギーを吸収されにくくなります。
例えば、家族や友人がネガティブな話題を持ち出した時、
その話に引きずられないよう、ユーモアを交えて返答することで、
振り子を手なずけることができます。
もし「最近、すごくツイてない・・・」と言われたら、
「それは残念だけど、もしかしたら大逆転の前兆かもね!」と、
軽やかで前向きな返しをしてみるのも一つの手です。
ネガティブな振り子との付き合い方
振り子は、私たちの思考エネルギーをネガティブな
周波数に固定しようとします。
ネガティブな思考や感情は、
振り子にとって非常に有効なエネルギー源となるからです。
そのため、
振り子は私たちがネガティブな情報に触れる機会を増やし、
そこに固定されるように仕向けてきます。
例えば、ニュースやSNSでネガティブな情報を見た時、
その情報に深く関与しないようにすることが重要です。
その情報を聞き流し、すぐに忘れることで、
振り子の影響から逃れることができます。
一方で、その情報に囚われ、毎日そのことを考え続けると、
振り子にエネルギーを吸収され、
ネガティブな周波数に固定されてしまいます。
振り子をコントロールする
振り子の法則を理解し、
振り子の影響をコントロールすることができれば、
私たちはより自由で幸福な生活を送ることができます。
振り子にエネルギーを与えず、無関心でいること、
そして振り子を手なずけることで、
振り子の影響を最小限に抑えることができます。
日常生活においても、振り子の影響に気づき、
それに対して意識的に対応することが重要です。
振り子の法則を活用し、より良い選択をし、
自由で充実した人生を歩んでいきましょう!
魂の目的を見つめる
振り子によるペテンに引っかからないためには、
理性ではなく、自分の魂の声に耳を澄ますことが大切です。
振り子はあなたをけしかけて、
他人の目的を追い駆けさせることがあります。
しかもそれは、一見するとあなたにとって、
すごく魅力的な目的のように思わせることも得意なのです。
でもそれは、あなた個人に、失望以外に何の利益ももたらしません。
なぜあなたに他人の目的が必要なのでしょうか?
魂は、あなたがどんな分野でスタートすることで才能を発揮できるか、
一番よく知っているのです。
ヴァジム・ゼランドさんは「願望は実現しない、意図が実現する」と言っています。
そう聞くとガッカリするかもしれませんが、実はそうではありません。
ここで大切なのは、あなたの魂の目的が実現するということです。
私たちの魂、つまり潜在意識は、すべてを知っており、
私たちが本当に求めている道を指し示しています。
だからこそ、私たちはそのサインに気づく必要があります。
魂の目的に沿った生き方をすることで、
表面的な欲望ではなく、深い部分での満足感を得られるのです。
これは、トーシャ・シルバーさんの書籍にも情熱的に書かれているテーマです。
シルバーさんの言葉に触れ、自分自身の魂の声に耳を傾けてみてください。
サインを見逃さないために
私たちの周りには、さまざまなサインが存在しています。
シンクロニシティはその典型的な例であり、
偶然の一致が繰り返されるとき、それは何かを示唆している可能性があります。
また、迷信と思われがちなことでも、その人が多少でも気にしているのであれば、
それはサインとして機能していると言えるでしょう。
さらに、タロットカードや易占、ルーン占い、オラクルカードなども、
意図的にサインを引き出すための技術と見ることができます。
これらは宇宙が私たちにメッセージを送る方法の一つであり、
決して軽視するべきではありません。
ヴァジム・ゼランドさんは特に「人の発言」が重要なサインであると強調しています。
これは、何気なく発せられた言葉や、
他愛のない会話の中に隠されていることが多いです。
「なんでこの人、こんなことを言うんだろう?」と感じた時、
それが悪意のない発言であるならば、
それはあなたにとって重要なメッセージかもしれません。
こうした瞬間を見逃さず、しっかりと耳を傾けることが大切です。
魂の声を聞く
あなたが「はい」か「いいえ」の選択に迫られているとしましょう。
もし魂が「いいえ」と言っているのに、
理性がその声を無視して「常識」に頼りながら
「はい」と言わせようとしているなら、それは危険信号です。
ここで覚えておいてほしいのは、
もし自分を説得して「はい」と言わなければならないなら、
それは魂が「いいえ」と言っている証拠だということです。
魂が「はい」と言っているときには、
自分を説得する必要など感じないはずです。
そのときは自然に、何かワクワクするような感覚や、
心地よい直感が伴うでしょう。
一方、魂が「いいえ」と感じているときは、
理性が「でも……」と理屈をこね回し、
「これは気のせいだ」と魂のメッセージを無視しがちです。
「普通に考えて」という言葉が出てきたら、少し立ち止まってみてください。
理性は、常に物事が理屈通りに進むと信じており、良い結果を期待しがちです。
だからこそ、悪いサインを無視してしまうことがあるのです。
流れに任せるという選択
最後に、
コントロールしようとする手綱を少し緩めてみることを提案します。
すべてをコントロールしようとせず、もう少し流れに任せてみましょう。
これは、すべてに同意し、受け入れることを求めるわけではありません。
ただ、戦術を少し変えてみて、
コントロールから見守ることへと重心を移してみることを提案しています。
自分の内側の声に耳を傾け、魂の導きに従って、より自然体で生きることが、
豊かで調和の取れた人生を引き寄せる鍵となるでしょう。
宇宙への祈り(トーシャ・シルバーさん風)
愛に満ちた宇宙よ、
私の中にある唯一無二の才能を見出し、
それを惜しみなく発揮できるよう導いてください。
心が軽やかに、自由に踊るような毎日を送るために、
あなたの愛と光で私たちを包み込み、
すべてが最高の形で展開されることを信じる力を与えてください。
心の中にある無限の可能性を解き放ち、
宇宙の無限のサポートと共に、
真に自由で幸福な人生を歩むことができますように。
私は今それが、恵みのもとに、
完璧な方法で実現化することに感謝します。
次回予告:「過剰ポテンシャル」とは?
次回の記事では、ヴァジム・ゼランドさんの教えに基づき、
「過剰ポテンシャル」について詳しく掘り下げていきます。
日常生活の中で、
私たちはしばしば目標や欲望に過度なエネルギーを注ぎ込みがちです。
しかし、その「過剰ポテンシャル」がどのように現実に影響を与え、
逆に障害を生み出してしまうのかをご存じでしょうか?
次回の記事では、過剰ポテンシャルが引き起こす現象を理解し、
その影響を最小限に抑えるための具体的な方法をお伝えします。
過剰な期待や執着が、どのように私たちの願いの実現を妨げるのかを学び、
よりバランスの取れた心の持ち方を身につけることで、
あなたの人生は一層軽やかで、自由なものになるでしょう。
どうぞお楽しみに!
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