夜が静かに深まっていく頃、ふと心に浮かんだのは、 「人生を深刻に考えすぎないでください」 という、トランサーフィンの本の一節。
今日は12日目、「バランス」のテーマを味わう日。
これまで、無意識に力を込めて生きてきた。
何かを頑張らなければ。 誰かに認められなければ。 何かを証明しなければ。
でも、バランスとは、 努力を否定することでもなければ、 何かを軽んじることでもない。
“ただ、物事をありのままに見ること。”
過剰な重要性を手放す。 困難を克服しようとしない。
この言葉たちは、一見すると 「え、それでいいの?」と驚くようなものばかり。
だけど、読めば読むほど、沁みてくる。
ああ、私たち、本当はそんなに 重く生きる必要なんてなかったんだって。
「困難を乗り越えるぞ!」と歯を食いしばっていたことこそが、 実はその“困難”を、ずっと目の前に置き続けていたのかもしれない。
世界は、バランスを保とうとする。
だから、あなたが何かに過剰なエネルギーを向けると、 世界はそれを“中和”しようとして、 意図とは逆のことが起こってしまう。
たとえば、 自分の欠点を必要以上に気にすると、 それがやけに目立って見えたり。
人間関係で「なんとかしなきゃ」と頑張りすぎると、 むしろ距離が生まれてしまったり。
そうじゃなくてね、 “そのままでいること”って、 実はとても贅沢なことなんだよ。
他人と比べない。 完璧であろうとしない。
今この瞬間の自分を、ただまっすぐ見つめる。
それって、 肩の力がふっと抜けたような、 静かな自由の始まりかもしれない。
トランサーフィンは、 毎日を淡々と、でも丁寧に生きることの美しさを そっと教えてくれる。
今日の終わりに、こんな言葉を胸にしまってみたい。
「ただ、自分が自分であることの贅沢を、味わいましょう」
余計な力を抜いたときにしか感じられない、 ほんのりとした温かさと、確かな自分。
それこそが、 人生における、最高のバランスなのかもしれません。
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