雨上がりの午後のような、ほっとする静けさ。
78日間トランサーフィンの13日目、「魂の魅力」のテーマは、そんな空気を纏っている。
魅力的な人って、どんな人?
それは、華やかな服装をしていたり、弁が立ったりする人ではなくて、自分の魂に忠実で、人生を心から味わっている人。
書籍の中では、「魂と理性が一致しているときに、人は自然な光を放つ」と書かれている。
その光は、装飾されたものではなく、ただ“ある”という存在からにじみ出るエネルギーなのだ。
私は演劇やダンスの経験があるからこそ、体から出る“オーラ”のようなものを、どこか肌で感じ取ってきた。
純粋にその瞬間を楽しんでいる人から放たれるエネルギーは、圧倒的で、そしてあたたかい。
それは、「頑張ってる私を見て」でも、「ちゃんとできてる私を評価して」でもなくて、 「私はこれが好きだから、今これをしているの」という、無理のない、生きている喜びのようなもの。
その姿は、まるで静かに燃えるろうそくの火のように、まわりの人を自然と惹きつける。
この章で紹介されているアファメーションの一節。
「私は愛と魅力のエネルギーで輝いています」
「私は純粋なエネルギー源です」
これは、ただのポジティブ思考ではない。
“魂”と“理性”を、バラバラにせず、ちゃんとひとつのチームにして生きていくための、心のトレーニング。
私たちは、無意識のうちに自分にダメ出しをしたり、「こんなんじゃダメだ」と否定したりしてしまうけれど、そんなときこそ、自分の内側に語りかけるように、この言葉を思い出したい。
魅力って、実は「頑張ってつくるもの」じゃない。
むしろ、“あなたがあなたであること”にOKを出した瞬間に、ふわっと立ち上るもの。
そしてそれは、周囲にもちゃんと伝わっていく。
理性は、こういうことを信じたがらないけど、でもその反応の変化が起きた時こそ、ちゃんと自分に言ってあげよう。
「これは、機能してるんだよ」って。
誰かに認められようと必死になるのではなく、 ただ、自分の中の“楽しい”“心地いい”にチューニングする。
それは、今日のこの瞬間にもできること。
だから、まずは目の前のコーヒーの香りを楽しむとか、ちょっと鼻歌を歌ってみるとか、そんなことでいいんだと思う。
そんなふうに、“いま”を楽しんでいるあなたの光は、きっと誰かの心にも届いている。
そしてきっと、こんな風に生きることが、人生の本当の魅力になるのかもしれない。
YouTubeでもこのテーマについて語っています。 音声で聴きたい方は、ぜひこちらからどうぞ。