「私は、私を裏切らない。だから、現実は整い出す」
たとえば、朝。
「今日は、なんだか行きたくないな…」という気持ちがふと胸に浮かんだとする。
でもその瞬間に、「いや、でも行かなきゃ」とか、「みんなはちゃんとしてるのに」なんて、
自分の本音を押し込める声がすぐにかぶさってくる。
私たちはつい、「行動」こそが大事だと思ってしまいがちだけど、
トランサーフィンのDay19を読んで、ハッとした。
大切なのは、まず“心の声を聞くこと”。
そしてその声に、「うん、わかってるよ」って寄り添ってあげることなんだと。
魂と理性が一致したとき、鏡は歪まない
本には、こんなふうに書かれていた。
「魂と理性の一致が、明瞭な映像を生み出す」
「自分の信条に反すれば、現実がゆがんでくる」
この一文を読んだとき、今まで自分の中で「うまくいかなかったな」と感じていた出来事が、
パズルのピースのようにカチッとはまった感覚があった。
私は本当はどうしたかったのか?
その声を無視して、無理に合わせようとしたり、周囲の“正しさ”に従おうとしたからこそ、
どこかで現実とのズレを感じていたのかもしれない。
信条ってなんだろう?その答えは、日常の中にある
“信条”って聞くと、なんだか重たい言葉に思えるかもしれない。
でも実際には、もっとささやかな感覚かもしれない。
たとえば、
「自分をごまかしたくない」
「本音をちゃんと受け止めたい」
「疲れてるときは無理したくない」
そういう、ごく当たり前のように感じる小さな“気持ち”たちが、
その人だけの“信条”の芽なんじゃないかと思う。
大切なのは、それを他人に説明することでも、声高に掲げることでもない。
ただ、自分の中で裏切らずに持ち続けること。
それだけで、きっと現実の歪みは静かにほどけていく。
本音を聞いたあとは、どんな選択も「自己一致」
たとえ「今日は休みたい」と思っても、
実際には怖くて会社に行く選択をするかもしれない。
それでもいい。
なぜなら、大切なのは「どう行動したか」ではなく、
「自分の本音をちゃんと聞いたかどうか」だから。
その声に寄り添ったうえでの選択なら、たとえどんな結果になったとしても、
そこに自己一致の美しさがある。
私は、私を裏切らない。それが、世界を整える。
この言葉を胸に抱いたとき、
私の中に、ひとつ静かな決意が灯った。
もう誰かの意見に怯えなくていい。
常識の枠の中で、自分の声を消さなくていい。
私は、私を裏切らない。
その選択を繰り返すことで、鏡の中の世界は、少しずつ整っていく。
そしてふと振り返ったとき、
「ああ、あのときの選択が、今の私を育ててくれたんだな」って、
きっと思える日が来る。
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