人生をデザインする

【解説】タフティ・ザ・プリーステス 現実創造のメソッド⑩ ー外部の台本を手放し、真の自分を創造するー

今回の記事では、私たちがどのように外部の台本に縛られているか、そしてそれを手放して、どのように自己創造を行うべきかについて解説します。前回の記事では「人生の台本」にどう向き合うべきかを掘り下げました。多くの人は、自分の本当の意志ではなく、外部から押し付けられた台本に従って生きています。

それに気づいた時が、目覚めるチャンスです。今回のテーマは、外部の台本を見抜き、自分の人生を意識的にデザインする方法です。

 1. 外部の台本を見抜く

「自分が今、何かを期待している、不安や負担を感じている」と気づいた時、実はそれはあなた自身の台本ではなく、外部から押し付けられた台本の影響です。外部の期待や社会の基準に従っている限り、自分の本来の道を見失い、苦しむ原因となります。これは、外部からの影響であることに気づけば、その苦しみから解放される第一歩になります。

**日常生活の中での例**
例えば、上司や家族の期待に応えようとして、自分が本当にやりたいことを後回しにしていると感じることはありませんか?その場合、「これは誰のための台本なのか?」「誰がこの状況で得をしているのか?」と自問してみてください。自分の欲求ではなく、他者にとって都合のいい台本に従わされている場合、自分のエネルギーが削がれてしまいます。こうした瞬間に気づくことが重要で、気づいた時には、即座にその影響から離れることができます。意識的に自分の道を選び取ることが、真の解放へとつながるのです。

2. 内側から感じる原動力に従う

他人の台本を手放すと、次に見えてくるのは自分の内側から湧き上がる原動力です。それはとてもシンプルであり、自分の価値を感じたい、自己実現をしたいという欲求に根ざしています。この原動力に従うことが、現実を創造する鍵です。

この際、ゼランドの「鏡の原理」を思い出してください。自分の利益ばかりを考えるのではなく、他者が得をすることを考えることで、鏡のように自分にも利益が返ってきます。敵を作らず、他者の尊厳を尊重し、他者の成功を助けることが、自己実現への近道なのです。これこそが「相手が得をすることで、自分が得をする」という考え方です。

**例**
たとえば、ビジネスをする際に「どれだけ自分が利益を得られるか」ではなく、「このサービスがどれだけ相手に価値を提供できるか」を考えることで、自然と自分の成功も引き寄せられます。自己実現の成功は、他者に役立つ時にのみ起こります。逆に、人のためにならないことは、長期的に自分のためにもならないのです。

3. エネルギーの三つ編みを活用して現実を創造する

ゼランドの教えである「意図の三つ編み」は、現実創造の中心的な概念です。

肩甲骨の間から斜め上に突き出たエネルギーの三つ編みを感じ、その力を使って未来のコマを照らし出します。これを行うことで、現実に望む未来が反映されます。

**三つ編みの感覚**
背中からエネルギーが突き出ているような感覚や、背中にわずかな圧迫感を感じるかもしれません。重要なのは、そのエリアに意識を集中させることです。

「こうなりたい」という望みだけではなく、その意図を実際に三つ編みを通して現実に投影するのが鍵です。

筆者自身は、この三つ編みのイメージを「天使の羽が肩甲骨から生えている感覚」に置き換えています。天使の羽が光り輝くエネルギーの三つ編みに変わり、それが常に自分をサポートしているという感覚がしっくりきます。

このイメージを活用することで、日々の生活でもエネルギーの流れを意識しながら、現実を創造できるのです。

4. 新しい現実を創り上げる方法

ここで登場するのが「総合散策メソッド」です。この方法は、以下のステップで現実を創造していきます。

step
1
新しい現実と自分を構築する。

まず、自分がなりたい現実と人物像をしっかりとイメージします。その時のポイントは、あまりにも非現実的で手の届かない夢ではなく、自分が無理なく受け入れられるものから始めることです。そうすることで、意識の中で違和感が生じず、自然に現実を変えていくことができます。

**例**
たとえば、「億万長者になりたい!」といきなり目標を掲げても、それが現実離れしていると、自分自身がそのビジョンを拒否してしまうことがあります。逆に「自分が少しずつ経済的自由を手に入れていく」など、無理のないシーンをイメージすると、そこに向かうためのインスピレーションが湧いてきます。

step
2
その現実が既に実現しているフリをする。

次に、現実がすでに実現しているかのように振る舞います。これは演技のようなもので、思考の中で、仮想空間で、そして可能であれば実際の行動の中でその役割を果たします。この時、重要なのは「自分がその現実に生きている」と完全に信じ込むことです。自分が信じれば、現実もそれを反映するようになります。

step
インスピレーションに従って行動する。

新しい自分として生き始めると、自然とその目標に向かうためのインスピレーションが湧いてきます。そのインスピレーションに従って行動し、自己実現を進めていくのです。

5. 変化を楽しむ

最後に、このプロセスは決して自分に対して厳しく行うものではありません。自分が心地よいと感じる方法で、自分の内なる創造主の光を楽しむように行いましょう。自分の感情をよく観察し、ゲームのように楽しむことで、自然と現実は変化していきます。

未来のコマを構築し、新しい自分を創造する過程は、まるで映画の監督のように自分自身のシナリオを描いていく作業です。この作業を続けていくことで、やがて現実に目に見える変化が現れ始め、人生が大きく変わっていくでしょう。

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