「楽しそうだね」
その言葉を聞いて、みなさんはどんな感じ方をしますか?
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昔、演劇をやっていた頃、舞台を見に来てくれた人たちによくそんな風に言われました。
「楽しそうだった」って。
けれど当時の私は、その言葉にどこか不安を覚えていたんです。
その言葉は、ある意味、表面的で、演技そのものには応えてなかったんじゃないか。
そんなことを考えて、すこしせつない気持ちになったりしていました。
でも、ずっと時を跡に、その意味が輝きを持って脱盤して来たんです。
「楽しそうだね」って、これって実は最高の賞語だったんだなって。
演技がどうこうじゃなくて、「この人、本当にこの場を楽しんでるんだ」って伝わること。
趣味で続けてるバレエのレッスン。
最近、ピンクタイツを数年ぶりに履いたの。
思いのほか、なんともいえない高揚感があったんです。
下手でもいい。
ただ、踊ることが嬉しくてたまらない。
そんな思いが今まで以上に高まりました。
誰かに批判されたり、比較されたりすることが怖くて、楽しむことにさえ、どこかで身構えしてしまうような時々もあります。
でも、それこそ、トランサーフィンでいうと「振り子の声」。
あなたは、誰のために生きているんだろう。
しんこくになりすぎず、他人と比べず、ただ、自分が心から楽しんでいる状態に。
それは、魅力としてまわりに伝わる。
「楽しむ勇気」は、魅力の元です。
今日の、あなたのほがらかな笑顔が、どこかの誰かに小さな光を射しているかもしれません。
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