【Day39】78日間トランサーフィン実践マニュアル~流れに身を任せて、生きてみる~「コントロールから、観察へ。」

ある朝、コーヒーを淹れながら、ふと口からこぼれた言葉がある。
「最近、なんかバタバタしてるんだよね…」

その言葉に、自分でハッとした。
ああ、私、まだバタ足してたんだ――。

まるでプールの中で、足だけを必死に動かして浮かぼうとしているような日々。
でも、ほんとうに必要なのは、力を抜いて、ぷかりと浮かぶことだったのかもしれない。


目次

「人生にバタ足は、いらない。」

トランサーフィンでは、「コントロールしようとすること」自体が、現実をこじらせる要因になるとされている。

「こうしなきゃ」「なんとかしないと」と焦るとき、人は無意識のうちに水の中でバタバタと足を動かしてしまう。
でも、それって実は…余計に沈みやすくなる動き。

考えてみれば、思い通りにならない状況にこそ、「なんとかしたい」という欲が生まれる。
だけど、その力みが、流れの美しさをせき止めてしまっているとしたら――。

私にも、どうにもならないと思って力を抜いた瞬間に、不思議と風向きが変わった経験がある。
助けが入ったり、偶然とは思えないタイミングで物事が動いたり。
まるで、世界が「もう任せて大丈夫」と、そっと背中を押してくれたような瞬間だった。


「コントロールから、観察へ。」

ここで大切なのは、「なにもしない」のではなく、「ただ、気づいている」こと。

“傍観者”ではなく、“観察者”になる。
それは、自分の内側で起きていることに目を向け、
「いま、理性がムキになってないかな?」
「外の評価に振り回されてないかな?」
そんなふうに、静かに見つめる姿勢のこと。

まるで、川の流れに浮かびながら、空を見上げているような感覚。
そこには焦りも、力みもない。
ただ、「いまここ」の流れを信じて、浮かんでいるだけ。


「“バタバタしてて…”は、理性が必死にバタ足してたサイン」

「最近どう?」と聞かれて、「バタバタしててさ〜」と答えること、あるよね。
でも、その「バタバタ」、どこから来てるんだろう。

予定? 仕事? 人間関係?
それとも、もっと深いところにある、“ちゃんとしなきゃ”という理性の声?

理性が、世間の正解に追いつこうとして必死になってるとき、魂の声はかき消されてしまう。
ほんとは「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ」って、自分自身が知っているのに。

だからこそ、魂と理性のコンパスを一致させる。
「周りからどう見られるか」ではなく、「自分がどう感じているか」を指針にする。
それだけで、流れはぐっと穏やかになり、自然に目的地へと運ばれていく。


「手放した瞬間、風が変わる。」

これは、ちょっとやそっとのマインドチェンジじゃない。
ある意味、“生き方そのもの”を見直すくらいのパラダイムシフト。

でも、やってみると、案外気持ちがいい。
あれだけ怖かった“手放す”ということが、こんなにも自由で、軽やかだなんて。

力を抜いたとき、世界はちゃんとあなたを支えてくれる。
流れに逆らわずに生きてみたら、その流れが、実はあなたのためにずっと用意されていたと気づくから。


「流れに逆らうな。見つめて、乗れ。」

バタ足をやめて、空を見よう。
手放して、深呼吸をしてみよう。
焦らずに、ただ今の自分の状態を“観察”してみよう。

その静けさの中に、本当に必要な答えが、ちゃんと浮かんでくるから。

流れは、いつだってあなたの味方。
必要なのは、無理に舵を切ることじゃない。
そっと手を離して、魂の羅針盤にまかせてみること。

だから今日も、ぷかりと浮かんで、
やさしい流れに、心地よく乗っていこう。


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音声で聴きたい方は、ぜひこちらからどうぞ。

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