「叶ったらいいな」と思っている間は、
その願いは、どこか遠くの未来にある。
でも、もしも「もう叶ってる世界」に、
ふわりと自分の感覚ごと引っ越せたら――
それって、どんな感じがするんだろう。
「ゴールは、映画“の中”で味わうもの」
「映画館で映画を見るようにそのシーンを外から見るのではなく、
そのシーンを生きるのです。」
この言葉に、ふっと背筋が伸びた。
願いを“眺める”んじゃなくて、
その願いの中に“入っていく”という発想。
これは、今までになかった視点だったかもしれない。
映像をスクリーン越しに見ているうちは、
そのシーンは「自分のもの」にはならない。
でも、登場人物として中に入った瞬間、
すべての感覚が、“今ここ”にやってくる。
香り、音、肌に触れる空気の温度。
「叶った私」を生きるためには、
まず、その場面に五感ごと飛び込むことがカギになる。
「未来を、“今の五感”で再生する」
たとえば、今日の朝の一杯のコーヒー。
ただの“ルーティン”として飲むのではなくて、
「これは夢が叶った私が、心からくつろいでいる瞬間」って思ってみる。
カップを持つ手の感触、立ち上る香り、
口の中に広がる味わい、静かな時間の流れ――
それらを、未来のワンシーンとして“先取り”する。
まるで予告編ではなく、本編として今ここで感じてしまうように。
その瞬間、未来は“現実化のスイッチ”を押される。
「頑張って“明確”にしなくていい」
「もっと具体的にイメージしなきゃ」
そう思って無理に詳細を詰めようとすると、
かえってゴールから遠のいてしまうことがある。
大事なのは、「これだ…!」という感覚の“ハマり”。
それがふわっと来たら、それでOK。
完璧なシナリオじゃなくていい。
細部がぼんやりしていても、
「そう、これが私の未来だ」と感じられる感覚。
それが何より確かな“合図”なのだ。
「描いた瞬間に、現実は動き出してる」
「どうやって叶うのか?」
「いつ起きるのか?」
…そんなふうに焦りたくなることもある。
でも、叶え方は宇宙の担当。
わたしたちの役目は、ただその“感覚”を
丁寧に、何度も、思い出しながら感じ続けること。
それが最短で、もっとも現実を動かすルートになる。
地味に見えて、じつはこれが一番効く。
静かで、しずかで、でも確実な方法。
「願いの鍵は、“今ここ”にある」
だから今日は、ほんの数分でいい。
静かに目を閉じて、自分の理想のワンシーンを思い描いてみてほしい。
場所はどこでもいい。
ベッドの中、カフェの片隅、通勤電車の中でも。
あなたの未来のひとコマを、今この瞬間に体感するだけでいい。
目の前の景色がそのまま変わらなくても、
“感じた”という事実が、すでに現実を動かし始めてる。
あなたの中に「ハマった…!」という感覚が走ったなら、
そこがスタート地点。
もう、動き始めてる。
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